リコー三愛グループ健康保険組合

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オプション検査の選び方(がん検査など)

  • ※オプション検査の項目は、被保険者については、基本項目、選択項目に一部含まれる場合があります。

眼底の検査

眼底検査

どんな検査なの?

特殊なカメラで眼底の写真を撮るもので、苦痛なくごく短時間でできる検査です。

どんなことがわかるの?

  • 緑内障や白内障などの目の病気、動脈硬化の程度など
    • *目の血管や眼底の血管、網膜、視神経の状態が確認できます。
    • *「眼底」は、体の中で唯一、外から血管を直接観察できる場所なので、緑内障や白内障といった目の病気だけでなく、高血圧・糖尿病・脂質異常などの血管へ影響、動脈硬化の程度なども把握できます。

こんな方にオススメ

  • 40歳以上でこれまで一度も眼底検査を受けたことがない方
  • 目の病気が心配な方
  • 血圧や血糖などが高めで動脈硬化が心配な方
    • ※糖尿病で定期的な眼のチェックの指示がある方は、健診でわかる情報では不十分なので、健診ではなく、保険証を使って眼科専門医での経過観察をお勧めします。

胃部検査(胃がん検診)

胃がんの主な原因は、ピロリ菌感染であることが明らかになりました。
これまでは一律の胃部X線検査が主流でしたが、ピロリ菌感染の有無やその影響を血液検査でチェックして胃がんのリスク度合いに合わせた対応が可能となり、当組合でも被保険者・被扶養者健診の中で胃がんリスク層別化検診(ABC検診)を導入しています。
胃部検査のオプション検査には、ABC検診(ピロリ菌抗体検査ペプシノゲン検査)と胃部X線検査、胃内視鏡検査があります。
ご自分の胃がんリスク度合い (ABC検診結果) や各検査の特徴を踏まえてご検討ください。

ABC検診(ピロリ菌抗体検査×ペプシノゲン検査)【胃がんリスク層別化検診】

どんな検査なの?

ピロリ菌感染の有無 (ピロリ菌抗体検査) と、胃粘膜の萎縮度 (ペプシノゲン検査) を血液で検査します。健診で受ける場合は、他の血液検査項目と併せて受けられます。

どんなことがわかるの?

ピロリ菌感染の有無と胃粘膜の萎縮度を合わせて確認し、A~C(D)の3~4段階で胃がんのリスク度合いを判定します。胃がんのなりやすさ・なりにくさがわかります。
自分の胃がんリスク度合に合わせて、今後の胃内視鏡検査の必要性や頻度などが把握できます。

  • ※ABC検診のみでは早期発見はできません。ABC健診の結果、胃がんリスクがあると判定された方は、消化器内視鏡専門医を受診し必要な検査や治療 (胃内視鏡検査やピロリ菌治療) を受けていただくことが重要です。
  • ※ピロリ菌除菌治療費の補助についてはこちらをご確認ください。

こんな方にオススメ

  • ☝ピロリ菌検査やペプシノゲン検査を受けたことがない(自分の胃がんリスク度合いがわからない)
  • ☝今まで毎年胃X線検査を受けてきたが、今後胃内視鏡検査が必要なのか知りたい
  • ☝自分の胃がんリスク度に合わせて必要な検査を計画的に受けて早期発見・早期治療に努めたい

 

留意点

  • ☝原則、ABC検診は生涯に一度の検査でOKです。
    検査済みの方は、その結果に合わせて計画的に胃内視鏡検査や胃X線検査での胃がん検診を受けてください。
    (複数回検査した方は、よりリスクが高い判定に従ってください)
  • ☝胃粘膜の萎縮がかなり進行している場合、ピロリ菌陰性となる場合があります。
    その場合も、ABC健診結果に従って消化器内視鏡専門医をご受診ください。
    血液検査以外の方法でピロリ菌感染の有無を再確認する場合がありますので、専門医とご相談ください。

ピロリ菌抗体検査

ヘリコバクターピロリ菌の感染が、胃がんの主な原因であることが明らかになりました。
ピロリ菌は、5歳ころまでに水や近親者を介して感染すると言われています。
衛生環境の改善によって、近年 子供の感染率は非常に低下していまますが、年齢が高いほど感染率が高く胃がん予防のための対応が必要とされています。

どんな検査なの?

ピロリ菌感染によって体内でつくられる抗体の有無を血液検査や尿検査で調べます。

どんなことがわかるの?

胃粘膜へのピロリ菌感染の有無がわかります。

陽性と判定されたら?

ピロリ菌抗体陽性と判定された場合は、消化器科 (消化器内視鏡専門医) 受診をお勧めします。

*健康保険証が使えます。ピロリ菌除菌治療費補助申請はこちらをご確認ください。

*医師の判断により必要な検査や治療(胃内視鏡検査やピロリ菌除菌治療など)が実施されます。

*ピロリ菌除菌治療によって胃がんリスクは約1/3に低減するといわれています。

留意点

  • ☝ペプシノゲン検査と併せて胃がんリスクを判定できるABC検診をお勧めします。
  • ☝ピロリ菌感染の有無を確認する検査なので、この検査のみで現在の胃がんの有無はわかりません。
  • ☝ピロリ菌が陰性の場合も、胃がんリスクはゼロではありません。自覚症状がある場合は早めに消化器科を受診しご相談ください。
  • ☝ピロリ菌に関連しない胃がんや胃の病気もあります。胃内視鏡検査を一度も受けたことが無い方は、一度内視鏡検査にて胃粘膜の状態を確認されることをお勧めします。
  • ☝ピロリ菌を除菌済みの方は検査対象外です。仮に除菌済みの方が検査を受けて陰性(正常) と判定された場合も、一度ピロリ菌感染があったことを踏まえ、消化器科での経過観察が必要です。
  • ☝肺炎・中耳炎・蓄膿症などで抗菌薬を長期に服用された方は、ピロリ菌も除菌されていて陰性と判定される場合があります。該当する方は、陰性と判定された場合でも一度は内視鏡検査で胃粘膜の状態を確認されることをお勧めします。
  • ☝下記に該当する方は、健診での検査ではなく主治医での検査をお勧めします。
    □胃の病気治療中の方 □胃酸を抑える薬を服用中の方  □胃を切除された方

ペプシノゲン検査

胃粘膜の萎縮度合いを調べる検査です。ピロリ菌に感染すると胃粘膜が萎縮し、慢性的な萎縮性胃炎からがんが発生しやすくなることがわかっています。

どんな検査なの?

萎縮性胃炎のマーカーである血清ペプシノゲン値を血液検査で調べます。

どんなことがわかるの?

胃粘膜の萎縮度、萎縮性胃炎の進行状況がわかるので、胃がんのリスク度合いが把握できます。

留意点

  • ☝ペプシノゲン検査単独ではなく、ピロリ菌検査と併せて胃がんリスクを判定するABC検診をお勧めします。
  • ☝ペプシノゲン検査結果のみでは、現在の胃がんの有無は確認できません。
  • ☝正常範囲と判定された場合もピロリ菌に感染している可能性もあり、胃がんリスクはゼロではありません。胃がんリスクは、ピロリ菌検査と合わせて確認されることをお勧めします。
  • ☝ペプシノゲン検査で陽性と判定された場合も必ずしも胃がんが発見されるものではなく、また、陰性と判定されても胃がんが見つかることがあります。判定結果に従って胃内視鏡検査等で必ずご確認ください。
    (自覚症状がある場合は、判定結果に関わらず早めに消化器専門医にご相談ください)
  • ☝下記に該当する方は、正しく判定できないため検査の対象外です。主治医にご相談ください。
    □胃の病気の治療中の方 □胃を切除した方 □胃酸を抑える薬を服用中の方
    □慢性腎不全の方

胃部X線検査(バリウム検査)

どんな検査なの?

バリウム (造影剤) と胃を膨らませる発泡剤を飲んで、胃の形や粘膜の状態をX線写真で確認する検査です。
胃がしぼまないようにゲップを我慢しながら、胃粘膜の表面にバリウムをまんべんなく着けるために、ゆっくり動く検査台の上で、身体の角度を変えながら撮影します。

どんなことがわかるの?

胃や食道の動きや胃全体の形、胃 (食道・十二指腸) の粘膜の炎症、ポリープ、潰瘍、がんなどの異常の有無

こんな方にオススメ

  • ☝ABC検診 (胃がんリスク層別化検査) で、A群と判定され、一度は胃内視鏡検査で異常がないことを確認されている方

    *ABC検診でA群 (低リスク) と判定された方は、一般的に5年に一度程度のバリウム検査または内視鏡 実施が推奨されています。

    *被保険者は、節目年齢の総合健診Aで5年に一度、無料で受けていただけます。

※参考  胃内視鏡検査(胃カメラ)との比較はコチラ

  胃内視鏡検査(胃カメラ) 胃部X線検査(バリウム検査)
検査時
特記事項
  • 前日から絶食
  • 咽頭麻酔使用の場合は検査直後の食事不可
  • 前日から絶食
  • 検査直後から食事可能
検査時間 5分程度
  • ※鎮静剤を使用する場合は、検査前の処置時間および検査後の休憩時間(計1時間ほど)が必要
10~20分
検査能力
*早期発見
*診断力
胃部X線の精密検査でもあり検査能力は非常に高い
  • *直接カメラで粘膜の状態を確認するので微細な病変・早期がんの発見が可能
  • *必要時、組織検査も可能なので一度の検査で病気の診断も可能
精密検査の必要性を判断するスクリーニング検査であり、胃カメラと比較すると検査能力は低い
  • *X線画像による間接的な確認で異常の有無の判定を目的としており、早期がんなど微細な病変の発見は困難
  • *異常が確認された場合、改めて胃カメラによる精密検査が必要となる
デメリット
留意点
  • *検査可能な健診機関が胃部X線に比べて少ない
  • *オエッという咽頭反射が強いと検査困難
    (鎮静剤で苦痛が緩和できるが、使用できる健診機関はさらに少ない)
  • *極微量だが放射線被ばくがある
  • *下剤の服用が必須であり、便秘が強い場合は腸閉塞などのリスクがある
  • *傾きが変わる検査台の上で両腕で身体を支えられない場合は安全に検査できない
まとめ
  • 胃がんの早期発見が可能な優れた検査
  • 熟練された技術が必要な検査であり、消化器内視鏡専門医が担当する健診機関・医療機関を選択することが大切
  • 早期発見の能力では胃カメラに劣るが多くの健診機関・医療機関で可能な検査
  • 胃がんリスクが低いと判定された場合の定期チェックとして活用

留意点

  • ☝健康に影響を及ぼす量ではありませんが、放射線被ばくがあります。
    胎児の無用の被ばくを防ぐため、妊娠中の方にはおすすめしておりません。
  • ☝検査後バリウムを速やかに排泄する必要があり、下剤の服用や水分摂取が必要となります。
  • ☝バリウムの誤嚥や、検査後の便秘による腸閉塞などの偶発症が起こることがあるので、誤嚥しやすい方、便秘傾向の方は検査可否や注意事項について健診機関にご相談ください。
  • ☝検査台で身体を支えながら動く必要があり、両腕で身体を支えられない方は検査ができない場合があります。
  • ☝異常が発見された場合、胃内視鏡による精密検査が必要となります。要精密検査の指示があった場合は、放置せず消化器内視鏡専門医で胃内視鏡検査を受けましょう。

胃内視鏡検査(胃カメラ)

どんな検査なの?

口や鼻から管状のカメラ (内視鏡) を挿入して、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。

  • *検査直前に咽頭反射を抑えるためにゼリーやスプレーで咽頭麻酔をかけます。(健診機関により異なります)
  • *鎮静剤 (静脈麻酔) を使用してウトウトした状態で実施できる健診機関もあります。

どんなことがわかるの?

胃 (食道・十二指腸) の 粘膜の炎症やポリープ、潰瘍、がんなどの異常

  • *カメラで直接粘膜を観察できるので 小さな病変・早期がんの発見も可能
  • *必要時、組織検査までできるので、病気の診断・良性か悪性かの病理診断まで可能

こんな方にオススメ

  • ☝一度も胃内視鏡検査を受けたことがない方
  • ☝ABC検診(胃がんリスク層別化検査) でA群と判定された方
    • *A群 (低リスク)と判定された方も、5年に1回程度の画像診断検査 (胃内視鏡やバリウム検査) が推奨されています。

※参考  胃X線検査(バリウム検査)との比較はコチラ

  胃内視鏡検査(胃カメラ) 胃部X線検査(バリウム検査)
検査時
特記事項
  • 前日から絶食
  • 咽頭麻酔使用の場合は検査直後の食事不可
  • 前日から絶食
  • 検査直後から食事可能
検査時間 5分程度
  • ※鎮静剤を使用する場合は、検査前の処置時間および検査後の休憩時間(計1時間ほど)が必要
10~20分
検査能力
*早期発見
*診断力
胃部X線の精密検査でもあり検査能力は非常に高い
  • *直接カメラで粘膜の状態を確認するので微細な病変・早期がんの発見が可能
  • *必要時、組織検査も可能なので一度の検査で病気の診断も可能
精密検査の必要性を判断するスクリーニング検査であり、胃カメラと比較すると検査能力は低い
  • *X線画像による間接的な確認で異常の有無の判定を目的としており、早期がんなど微細な病変の発見は困難
  • *異常が確認された場合、改めて胃カメラによる精密検査が必要となる
デメリット
留意点
  • *検査可能な健診機関が胃部X線に比べて少ない
  • *オエッという咽頭反射が強いと検査困難
    (鎮静剤で苦痛が緩和できるが、使用できる健診機関はさらに少ない)
  • *極微量だが放射線被ばくがある
  • *下剤の服用が必須であり、便秘が強い場合は腸閉塞などのリスクがある
  • *傾きが変わる検査台の上で両腕で身体を支えられない場合は安全に検査できない
まとめ
  • 胃がんの早期発見が可能な優れた検査
  • 熟練された技術が必要な検査であり、消化器内視鏡専門医が担当する健診機関・医療機関を選択することが大切
  • 早期発見の能力では胃カメラに劣るが多くの健診機関・医療機関で可能な検査
  • 胃がんリスクが低いと判定された場合の定期チェックとして活用

留意点

  • ☝これまでにABC検診 (ピロリ菌検査+ペプシノゲン検査) で、リスクあり(B~D群) と判定された方や、ピロリ菌除菌済み (ピロリ菌感染歴がある方)は、健診ではなく消化器内視鏡専門医の主治医をつくっていただき保険証を使った医療機関での定期検査・経過観察をお勧めします。
  • ☝極めて稀ですが、検査に伴うリスクもあります。健診機関から配布される事前説明資料をご確認のうえ、ご心配・ご不明な点は健診機関の医療スタッフに事前にご相談ください。
  • ☝鎮静剤使用により検査の苦痛は軽減されますが、偶発症や副作用などのリスクもあります。
    薬の使用に際しては、十分な説明と確認を行い、アレルギーのある人は医師に必ず相談しましょう。
  • ☝鎮静剤を使用した場合、検査後1時間ほどの休憩が必要となります。

大腸の検査

大腸がんは、男女ともに40代から患者数が増加し、高齢になるほど発症リスクが高まります。便が細くなる、便秘と下痢を繰り返す、血便などの症状が現れることもありますが、他のがん同様、早期には明らかな症状がないので、検査による早期発見が大切です。

大腸内視鏡検査

どんな検査なの?

大腸を詳しく調べるための検査です。胃カメラよりもやや太く長い (直径1cm・長さ1mほど)、先端にレンズを取り付けた管状のカメラ (内視鏡) を肛門から挿入し、大腸の粘膜にがんやポリープなどがないか観察します。

  • *必要に応じて組織検査をしたり、ポリープなどの切除を同時に行うこともできます。(健診・医療機関による)
  • *検査中の負担を減らすため、鎮静剤や鎮痛剤を併用する場合もあります。(健診・医療機関による)

どんなことがわかるの?

大腸がん、良性の大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、感染性腸炎の有無

  • *カメラで直接粘膜を観察できるので小さな病変・早期がんの発見も可能です。
  • *病変を直接観察できるので、便潜血検査や腫瘍マーカー検査で陽性反応が出た場合の精密検査としても実施します。

こんな方にオススメ

  • ☝これまで一度も大腸内視鏡検査を受けたことがない方
  • ☝家族歴に大腸がんのある方
  • ☝便秘や下痢を繰り返す方
  • ☝糖尿病のある方
  • ※便潜血検査で陽性だった方や、明らかに何か心配な症状がある場合は、健診ではなく、保険証を使って消化器内視鏡専門医を受診し、必要な検査や定期的な経過観察を受けましょう。
  • ※年度年齢50歳、55歳の被保険者は、脳ドック・肺CT・大腸内視鏡検査のいずれかに健保補助30,000円が出ます。
  • ※受診方法は3通りあります。詳細はこちらをご覧ください。

留意点

  • ☝大腸の中をきれいにするため、検査の前に下剤を飲む必要があります。
    検査の前日夜~当日にかけて下剤 (1.5L程度) を服用し、便が透明になるまで便をすべて出します。
  • ☝検査自体は10~15分程度で終了しますが、下剤内服開始から全処置に2~3時間程度かかります。
  • ☝極めて稀ですが、検査に伴うリスクもあります。健診機関から配布される事前説明資料をよくご確認のうえ、ご心配・ご不明な点は健診機関の医療スタッフに事前にご相談ください。
  • ☝鎮静剤使用により検査の苦痛は軽減されますが、偶発症や副作用などのリスクもあります。
    薬の使用に際しては、十分な説明と確認を行い、アレルギーのある人は医師に必ず相談しましょう。
  • ☝鎮静剤を使用した場合、検査後1時間ほどの休憩が必要となります。
  • ☝この検査でポリープが発見された場合、医療機関によっては検査中に切除できますが、検査と同時のポリープ切除を実施していない医療機関の場合は、別途処置日を改めて再度設定して検査・治療となります。
  • ☝大腸ポリープ切除の処置を受けた1週間以内は、飛行機に搭乗できないこともあります。
    (気圧の関係などで出血のリスクもあるため)

肺の検査

近年増え続けている肺がんは、進行が早く転移しやすいため、発見が遅れるほど治療が難しいがんです。
一般に、肺がん検査は、胸部X線検査と喀痰細胞診検査の組み合わせで行われています。胸部X線検査は、主として肺胞に近い肺の抹梢(表面に近い場所)の肺がんを、喀痰細胞診は気管や太い気管支に発生する肺がんを発見します。
また、肺CT検査を組み合わせることで、より早期の肺がんを発見できることが報告されています。

喀痰細胞診検査

どんな検査なの?

痰の中の細胞成分を顕微鏡で調べ、がん細胞がないか調べる検査です。肺がんの細胞は、痰の中に排出されることが多いため、痛みをともなわずにがんを診断する有効な検査法になっています。

どんなことがわかるの?

がん細胞の有無

  • *胸部X線検査で発見しにくい肺門部や比較的太い気管支にできる早期の「がん」を見つけることができます。

こんな方にオススメ

  • ☝特に喫煙本数が多い、喫煙期間が長い人(一日本数×年数=400以上)には有効です。
    また、家族の中で喫煙者がいる場合にも受診をおすすめいたします。

留意点

  • 痰の出ない方、出せない方はこの検査が受けられません。また、十分な量の痰が採取できずに、判定不能として結果が出てしまうことがあります。

肺CT検査

どんな検査なの?

X線照射による変化をコンピュータで解析し、胸部の断層写真として画像に表すものです。

どんなことがわかるの?

  • X線検査では見つけにくい小さながんや、肺気腫(喫煙者に多い)など
  • *臓器の状態を多角的に確認できるため、X線検査では死角になる部分も検査できます。

こんな方にオススメ

  • ☝特に喫煙経験のある方には受診をおすすめします。
  • ※年度年齢50歳、55歳の被保険者は、脳ドック・肺CT・大腸内視鏡検査のいずれかに健保補助30,000円が出ます。
  • ※受診方法は3通りあります。詳細はこちらをご覧ください。

留意点

  • ☝X線検査に比べ、被ばく量は多くなりますが、自然のなかで浴びる放射線と同程度なので、健康に大きな影響を及ぼすことはありません。
  • ☝検査時の数秒~長くて10秒かからないくらいの息止めが不良であったり、体動がある受検者に対しては検査の精度が落ちる場合があります。
  • ☝腫瘍の性状把握や血管の詳細な描出のために造影剤を使用する場合には、わずかながら造影剤による副作用の可能性もあります。

肝炎の検査

肝臓の病気の中には、ウイルスの感染によって起こるウイルス性肝炎があります。日本人に最も多い慢性感染症の一つで、B型が110~140万人、C型が190~230万人ぐらいです。
ところが、かぜやインフルエンザのように症状が現れることが少なく、しかも何年にもわたり感染が持続するのが特徴です。ウイルス性肝炎を放置していると、肝細胞が徐々に破壊されて、劇症肝炎、肝硬変、肝がんを引き起こすことがあります。
近年、ウイルス性肝炎の治療法は大きく進歩し、根本的に治せる可能性が格段に高まっていますので、重症化する前に発見できれば、早期治療につながります。早めに発見するためにも、過去に肝炎ウイルス検査(C型肝炎ウイルス(HCV)抗体検査B型肝炎ウイルス(HBs)抗原検査)を1回も受けたことがない方については、少なくとも1回は肝炎ウイルス検査を受けることをお勧めします。

C型肝炎ウイルス(HCV)抗体検査

どんな検査なの?

血液中にHCV抗体が存在するか否かを調べるもので、採血で調べられます。

どんなことがわかるの?

C型肝炎ウィルスの現在または過去の感染の有無

  • *結果がわかることで、早期発見・早期治療によって、完治・あるいは進行を防ぐことができ、自分状態を知ることで、身近な人への感染を未然に防ぐことができます。

留意点

  • ☝HCV抗体陽性と判定された場合、ウイルス性肝炎の可能性がありますので、日本肝臓学会肝臓専門医を受診し、ご相談しましょう。

B型肝炎ウイルス(HBs)抗原検査

どんな検査なの?

血液中にHBs抗原が存在するか否かを調べるもので、採血で調べられます。

どんなことがわかるの?

B型肝炎ウィルスの現在の感染の有無

  • *結果がわかることで、早期発見・早期治療によって、完治・あるいは進行を防ぐことができ、自分状態を知ることで、身近な人への感染を未然に防ぐことができます。

留意点

  • ☝HBs抗原陽性と判定された場合、ウイルス性肝炎の可能性がありますので、日本肝臓学会肝臓専門医を受診し、ご相談しましょう。

その他、内臓の検査

腹部エコー検査(腹部超音波検査)

どんな検査なの?

腹部の表面から肝臓・胆のう・脾臓・腎臓に超音波を照射し、その反響をリアルタイムでモニターに表示し、診断する検査です。きれいな画像が得られるように、装置をあてる部分にはゼリーを塗ります。
また、X線検査とは違い、被ばくすることがありませんし、胎児にも使えるほど安全で、手軽、苦痛の少ない検査です。

どんなことがわかるの?

脂肪肝、肝血管腫、肝のう胞、胆嚢ポリープ、胆のう結石など

  • *主に、肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓・脾臓などお腹の臓器を調べ、それぞれの臓器の大きさや性状、腫瘍や結石の有無などがわかります。

こんな方にオススメ

  • ☝体重が増えてお腹周りが以前より大きくなったと感じる方
  • ☝下痢をしやすい方
  • ☝海外旅行など長期の旅行を計画している方
    (急激な痛みで発症する尿路結石や胆石などの有無を確認するため)

留意点

  • ☝検査を受ける方の状態によっては、うまくエコー像が見えなかたったり、条件により見え方が異なります。
    (例えば、皮下脂肪の量が多い方の場合や、ガスや便が溜まっていると見えづらい、など。)
  • ☝超音波が入りにくい部分は、全域を観察できないことがあります。(特にすい臓は奥深い場所にあるため、見にくくなります。)

乳がん検診

乳がんは、30代から増加をはじめ、40歳代後半から50歳前半でピークを迎えます。女性ホルモンのエストロゲンが、がん発生と深くかかわっています。
乳がんの早期発見・診断・治療につながるためにも、年齢に関わらず、日頃からご自分の乳房の状態に関心を持ち、乳房のセルフチェックをはじめとする乳房を意識する生活習慣(ブレスト・アウェアネス)を実践することが大切です。

検査には、乳腺エコー検査マンモグラフィー検査があります。基本は年齢に適した検査方法を選びますが、それぞれ見つけやすい乳がんに差があるので毎年同じものではなく、検査方法を変えて受診しましょう。
ご自分の年齢や状況に応じて、検査の特徴をご確認のうえ、ご検討ください。

検査の選び方(こんな方にオススメ):

  • マンモグラフィー検査乳腺エコー検査にはそれぞれ特徴等があります。
    同時に行ったり、1年ごとにそれぞれを行ったり、専門医に相談して、自分に合った検査を定期的に受けることが大切です。
    <おすすめ>40歳頃まで:乳腺エコー / 40歳以降:乳腺エコーとマンモグラフィーを交互に
  • 母親や祖母など、女性の親族に乳がんの人がいる場合は20代から検診を受けましょう。
  • 乳がん検診で再検査や精密検査の指示があった方は、乳腺専門医にて二次検査を受けましょう。
    二次検査で経過観察の指示があった場合は、検診ではなく専門医にて定期的な検査を受けましょう。

[特に乳がんに気を付けたい方]

下記のような体内のエストロゲンに影響を与えることは乳がんのリスク要因とされています。
•家族歴がある(親族に乳がんの方がいる場合)  •良性乳腺疾患の既往歴がる
•閉経後ホルモン補充療法の経験がある •経口避妊薬使用の経験がある
•初経年齢が早い    •閉経年齢が遅い    •出産歴がない       •初産年齢が遅い
•授乳歴がない     •閉経後の肥満     •飲酒、喫煙習慣がある   •高身長

乳腺エコー検査

どんな検査なの?

乳房にゼリーを塗り、超音波を発する機器を乳房に当てることで、乳房内部の様子をモニターに映して判断するもので、痛みを伴わない検査です。放射線被ばくもないため、妊娠中の方でも受けられます。

どんなことがわかるの?

乳がん、良性の腫瘍(のう胞や線維腺腫)、乳腺症

  • *20代、30代の若年層で乳腺が発達していて乳腺の多い女性でも正確に診断でき、手に触れない小さなしこりも発見することができます。

こんな方にオススメ

  • ☝乳腺の発達した20~30代の方には、この検査が向いていると言われています。
  • ☝妊娠中の方、放射線被ばくが気になる方
  • ☝ペースメーカをご使用の方など、マンモグラフィーを受けれない方

留意点

  • ☝乳房が大きい人の場合、深部の組織まで超音波が届かないことがあるようです。
  • ☝マンモグラフィーで確認できる微細な石灰化は見つかりづらく、早期発見にはむかず、また、しこりのできないタイプの乳がんは発見しにくいようです。

マンモグラフィー検査

どんな検査なの?

乳房を機器にはさんで平らにし、X線撮影を行います。乳房を機器で圧迫する時間は数十秒。月経前の1週間を避けて行うと、痛みが少ないようです。

どんなことがわかるの?

乳がん、良性の腫瘍(のう胞や線維腺腫)、乳腺症など

  • *触診ではわからないようなしこりや、乳がんの初期症状である組織の小さな石灰化を映し出すことができます。

こんな方にオススメ

  • ☝40歳以上の方に向いていると言われています(乳腺が発達している若年齢層は疑陽性となりやすいようです)。

留意点

  • ☝20代、30代の若年層の場合、乳腺が多く、活発的で検査結果に多くの乳腺が映っていますので、この乳腺としこりや石灰化の判別が非常に難しいようです。特に、若年層の場合、マンモグラフィーではなく、乳腺エコー検査を選択した方が早期発見につながりるようです。
  • ☝放射線を浴びての検査になりますが、被ばく量は自然のなかで浴びる放射線と同程度なので、健康に大きな影響を及ぼすことはありません。ただし、妊娠中は受診できません。
  • ☝乳房をプレートで挟んでの検査となるため、個人差もありますが、痛みを感じる人がいます。
  • ☝月経前の1週間くらいは、乳房が張って痛みに敏感になることがありますので、乳房がやわらかい状態になる月経後1週間~10日の間に検査を受けることをお勧めします。
  • ☝豊胸手術を受けている方はシリコンの袋が破れる危険性があり、この検査には不向きです。また、ペースメーカーを入れている方も、ペースメーカーの破損の危険があるため、特定非営利活動法人日本乳がん検診精度管理中央機構では実施しないほうがよいという見解を出していますので、乳腺エコー検査をお勧めします。
  • ■乳がん検診の有無にかかわらず、どの年代でも月に1度、日頃からセルフチェック(触診による自己検診)を行いましょう。
参考リンク

子宮がん検診

子宮頸がんは、年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡され、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。
特に、ほかの年齢層に比較して20歳~40歳台の若い世代での罹患の増加が著しいものとなっています。
子宮頸がんの原因の大部分が、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染で、ほとんどが自覚症状もなく、身体の免疫作用でウイルスは自然排除されます。しかし、ごく一部の方はウイルスを排除できず、ウイルス感染が持続する間、細胞は少しずつ変化し、がん化していきます。

[こんな方が子宮がんになりやすい!]

  • 家族歴がある(親族に子宮がんの方がいる場合)
  • 妊娠・出産回数が多い
  • 喫煙歴がある
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染している

子宮頚部細胞診

どんな検査なの?

膣鏡を膣内に挿入し、子宮頸部の炎症の有無などを確認した後、細いブラシで子宮頚部を優しくこすり細胞を採取する検査です。ほとんど痛みは無く、短時間で済みます。

どんなことがわかるの?

子宮頸がん、子宮頸がんの前段階の細胞の異変など

  • *炎症か、腫瘍か、腫瘍だったら良性か悪性かなどの質的な判断ができ、がんになる前段階(異形成)から発見することにより早期治療が可能になります。

こんな方にオススメ

  • ☝子宮頸がんは若い世代に多いがんですが、検診で早期発見できれば完治可能です。
    20歳を過ぎたら、年に1回は検診を受けましょう。

留意点

  • ☝月経中を避けて受診しましょう(正確な診断ができないため)
  • ☝特に初めての受診の際、羞恥心を伴う場合がありますが、検査室にはカーテンやバスタオルも用意されているので、ご安心ください。
  • ☝検査時に、子宮頸部の粘膜を軽くこすり取って行なうため、少し痛みや出血を伴う場合があります。
  • ☝子宮がん検診で再検査や精密検査を指示があった方は、婦人科専門医にて二次検査を受けましょう。
    二次検査で経過観察の指示があった場合は、検診ではなく専門医にて定期的な検査を受けましょう。

HPV検査

どんな検査なの?

細胞診と同様、子宮頸部の細胞を採取し、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを調べる検査です。

どんなことがわかるの?

子宮頸がんの原因となるHPVの感染の有無

  • *がんになる可能性のある「前がん病変」の状態をより確実に発見することができます。

こんな方にオススメ!

  • ☝子宮頸部異形性で経過観察中の方
  • ☝子宮頸がん検診で要再検査の方
  • ☝スクリーニング検査として(細胞診と併用するとよいでしょう)

留意点

  • ☝定期的に検査を受けることで、がんになる前の段階で診断することが可能です。また、早期がんのうちに発見して治療すれば、ほとんど治癒が望めますので早期発見は重要です。
  • ☝子宮頚部細胞診の検査時にとった細胞で、この検査も同時に行なうこともできます。
  • ☝HPV感染のほとんどは一過性で、1~2年で感染者の免疫力により自然に消失しますが、まれに持続感染することがあり、子宮頸がんへの危険性が高まります。HPV検査を行い陽性判定が出た場合「前がん病変」状態が出現しないか、高リスクHPVの感染が続くかどうがなどを6~12ケ月ごとに確認して経過をみてください。

前立腺がん検査

PSA検査

どんな検査なの?

前立腺がんの可能性を診断する腫瘍マーカーである、血液中の「PSA(前立腺特異抗原)」は、採血で調べられます。

どんなことがわかるの?

前立腺がん、前立腺肥大症、前立腺炎など

 

この検査を考える必要がある方

  • ☝50歳以上の男性の方
  • ☝ご家族に前立腺がんの既往(特に死亡)がある方
    • ※すでに排尿についての違和感など症状がある方は、健診ではなく、保険証を使って泌尿器科をご受診ください。

留意点

  • ☝現在のところ、国は前立腺がんの集団検診としては、この検査を認めていません。
    「個人が検査の注意点をよく理解し、個人の判断によって利用することは妨げない」としています。
  • ☝PSAの値は、前立腺肥大症や前立腺炎でも高値になることがあるため、基準値以上の値が出ると、専門の診療科を受診し、前立腺がんであるかを確定するためのより詳しい検査が必要になります。

検査によるメリット・デメリット

PSAを受けることでのメリット

  • 前立腺肥大の診断や、前立腺がんの発見とその後の治療につながり、進行した状態を避けられる可能性があります。

PSAを受けることでのデメリットは、

  • 不必要な精密検査や、過剰診断、過剰治療(治療の必要のないがんが、診断あるいは治療されること)に「つながる可能性があります。」
    PSAの値が基準値以上の場合、精密検査で前立腺の組織を取って詳しく調べる場合がありますが、PSA検査値4~10ng/mlの「グレーゾーン」と言われる領域では、実際はがんではなかった疫学データも報告されていて、結果的に不必要な検査を受ける可能性があります。
  • 前立腺がんは極めて進行が遅いタイプのがんもあり、死に至らないがんまで見つかって治療を受けることになる、過剰診断・過剰治療のリスクもあります。
    反対に、治療が必要ながんがあっても、PSA検査では発見できない場合もあります。
  • ※PSA検査は、前立腺がんや精密検査の内容の特性から、メリットとデメリットを踏まえて受診の要否についてご検討いただくことが大切な検査です。
    検査や検査後の精密検査についてのご不明点は、事前に健診機関・医療機関にご確認いただくことをお勧めします。

脳疾患の検査

脳ドック

どんな検査なの?

「脳の健康状態」を調べるための検診の一つで、脳梗塞や脳腫瘍などの診断が可能なMRI(磁気共鳴画像撮影法)や、脳血管の狭窄・閉塞や動脈瘤の発見に有効なMRA(磁気共鳴血管撮影法)といった検査機器を用いて行なう検査です。

どんなことがわかるの?

脳動脈瘤、脳梗塞、脳腫瘍、脳萎縮など

  • *脳血管の異常の有無や、脳梗塞(無症候性脳梗塞も含め)の既往の確認や、脳動脈瘤や腫瘍の早期発見などにつながります。
  • *継続して定期的に検査を受けることで、加齢による脳の変化や萎縮の程度などを把握できます。

こんな方にオススメ

  • ☝脳血管疾患の発症リスクが高まるは40~50代の方や、これまで脳の検査を受けたことがない方
  • ☝ご家族にで脳卒中の既往がある方
  • ☝脳血管疾患のリスクが高いとされる血圧や血糖、コレステロール値などが高めの方、飲酒・喫煙をよくする方
  • ☝頭痛などの自覚症状がある方
  • ☝物忘れが最近激しいと感じる方
  • ☝手足のしびれ等がある方
  • ※心配な症状がみられる場合や、検査結果で所見がみられた場合には、健診ではなく、保険証を使って専門の診療科を受診し、医師の指示のもと、定期的な経過観察をお勧めいたします。
  • ※年度年齢50歳、55歳の被保険者は、脳ドック・肺CT・大腸内視鏡検査のいずれかに健保補助30,000円が出ます。
  • ※受診方法は3通りあります。詳細はこちらをご覧ください。

留意点

  • ☝体内にペースメーカーなどの金属が入っている方、刺青(タトゥー)のある方は検査を受けられないことがあります。(MRI検査の装置は、強力な磁気の共鳴によって撮影する機械のため、金属に反応してしまうと検査に支障が出る場合や、安全に実施されない恐れがあります。)
  • ☝閉所恐怖症や妊娠中・妊娠の可能性がある方は検査を受けられないことがあります。
    (大きな音がする狭い空間でじっとしていなければならないため、人によっては心身に負担を感じることがあります。)
  • ☝自覚症状もない場合に、脳梗塞とか脳萎縮の判定を受け、たとえば破裂リスクの少ないごくごく小さな脳動脈瘤でも見つかると、「ある」という事実を知ってショックやストレスを受けたり、無駄に心配をしてしまうこともあります。
  • ☝脳動脈瘤が見つかった場合、大きさや場所等によっては、手術するか、手術を受けずに経過観察するかになりますので、検査をお受けになる前には、どのような結果が出たとしても、結果が出た時の想定をある程度しておかれるのが望ましいです。
  • ※脳ドックでは、上記の点から、メリットとデメリットを踏まえて受診の要否についてご検討いただくことが大切な検査です。
    検査や検査後の精密検査についてのご不明点は、事前に健診機関・医療機関にご確認いただくことをお勧めします。

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