2017年度は、収入の基礎である平均標準報酬月額は年間平均395,435円となり予算より239円下がり、被保険者数は年間平均43,017人で予算より70人減少となりました。
収入面では事業主の業績を鑑み、保険料収入は減少を見込みましたが、懸念された落ち込みがなく予算比約2％増の収入改善となりました。
支出面では保険給付費は高額薬品の影響などを含め増加を見込みましたが、実際は予算比約3.7％減となりました。また昨年度の保健指導数の抑制の影響が本年度に跨ったことなどにより保健事業費は2億36百万円縮少しました。
それら収入・支出の影響と予備費の未使用分9億11百万円を含めて最終決算では23億40百万円の黒字となりました。
2017年度収支は黒字となりましたが、今後は高齢者の医療費増大が見込まれ、それに対する健保組合からの拠出金の増加が予想される中、将来の健保財政安定のために継続的な準備・対応が必要とされています。

収支概要

収入		（百万円）
	健康保険料収入	23,068
	その他	196
経常収入		23,264
	調整保険料収入	342
	その他	287
収入合計		23,893

支出		（百万円）
	保険給付費	11,207
	高齢者医療制度拠出金	8,380
	保健事業費	983
	検診センター	204
	その他	265
経常支出		21,039
	財政調整事業拠出金	341
	その他	173
支出合計		21,553
経常収支		2,225
総合収支		2,340

準備金や一般勘定からの繰入れを行うことによって1億80百万円の黒字となりました。

収支概要

収入		（百万円）
	介護保険料収入	2,545
	繰入金	444
	国庫補助金受入	32
	一般勘定受入	140
	その他	1
収入合計		3,162

支出		（百万円）
	介護納付金	2,981
	その他	1
支出合計		2,982
総合収支		180