一般勘定・介護勘定とも繰入を行うことにより、今年度は以下の通り両保険料率とも現状維持することが決定されました。

健康保険組合の収入のほとんどは、被保険者と事業主が負担している保険料で賄われています。
2024年度の収入は人員を43,477人、予算月額を403,255円、賞与を55.86億円と想定して収入合計は245億5百万円としました。
一方支出については2023年度見込みに対して医療費を約16億円、拠出金を約13億円、保健事業を約12億円増と想定し、支出合計は297億70百万円としました。
収支では52億65百万円の赤字となりますが、2023年度決算見込では当初42億円の赤字予測でしたが、最終的には11億38百万円の赤字で収まる見込みのため45億円繰入れたうち、33億62百万円が収支残金処分として残る見込みであり、別途積立金にも多少の余裕があることから53億円を繰入れることにより収支のバランスを取ることにしました。
この状況を踏まえて2024年度予算を下表のとおりといたしました。

収支概要

収入		（百万円）
	健康保険料収入	23,889
	その他	45
経常収入		23,934
	調整保険料収入	354
	その他	217
別途積立金繰入		5,300
収入合計		29,805

支出		（百万円）
	保険給付費	14,131
	高齢者医療制度拠出金	12,550
	保健事業費	2,185
	その他	509
経常支出		29,375
	財政調整事業拠出金	354
	予備費	35
	その他	41
支出合計		29,805

2023年度見込みに比べ保険料の収入は48百万円増となりますが、介護納付金が約2億円増となるため、60百万円の赤字となりますが、繰入金の2億円を差し引いても94百万円の黒字となることから法定準備金の保有状況に余裕があるため、2024年度に関しても1.5億円を繰入し、収支のバランスをとることにいたしました。
この状況を踏まえて2024年度予算を下表のとおりといたしました。

収支概要

収入		（百万円）
	介護保険料収入	3,528
	繰入金	150
収入合計		3,678

支出		（百万円）
	介護納付金	3,588
	予備費	85
	その他	5
支出合計		3,678

『健康経営に向けて ～会社とのコラボヘルス～』

保険者（健保組合）が、健康データ（健診結果やレセプト等）の分析に基づき、健保加入者の健康保持増進のための効率的かつ効果的な施策を実施し、医療費の抑制を図るため、2024年度から『第3期データヘルス計画』がスタートします。
『データヘルス計画』の策定にあたっては会社と健保組合とのコラボレーションにより、効率的に展開していきます。
今後も各社の健康経営・健康宣言の推進への支援や、がん対策等の健康増進施策を継続的に推進してまいります。
健康保険組合の取り組みやイベントにつきましてはホームページ等でお知らせいたしますので、加入者の皆様のご協力を賜りますよう、引き続きよろしくお願いいたします。