2022年度は収入の基礎である標準報酬月額が年間平均393,885円と、対予算6,588円増（対前年度決算2,917円増）、被保険者数は40,415人と、対予算△407人（対前年度決算△1,066人）となりました。
保健料収入では、標準報酬月額が△0.5％、被保険者数は△1.5%、賞与は2021年度実績の95％と、全体的に厳しい状況が続くと想定して予算を計上しましたが、結果として被保険者数は大幅に減少したものの、標準報酬月額が対予算1.7%増となったことにより給与保険料が増加、賞与保険料併せて5億83百万円増（対前年度決算△2億8百万円）、その他、国庫補助金収入・財政調整事業交付金等を含めた収入合計が258億71百万円となり、対予算34億31百万円（対前年度決算△5億90百万円）となりました。
支出面では医療費は対予算△3億9０百万円となりましたが、前年度決算と比べると2億17百万円増となり新型コロナウイルスによる受診控えが無くなってきた影響と思われます。
また、納付・支援・拠出金は、対予算△2億93百万円（前年度決算△10億77百万円）、保健事業においては対予算△7億94百万円（前年度決算△1億30百万円）となり支出合計額が223億25百万円となり、対予算△31億15百万円（前年度決算△10億75百万円）となりました。
結果、総合収支が35億46百万円の黒字となりました。
なお、35億46百万円には30億円の繰入金が含まれており、繰入金を除いても5億46百万円の黒字となりました。

収支概要

収入		（百万円）
	健康保険料収入	22,028
	その他	270
経常収入		22,298
	調整保険料収入	328
	別途積立金繰入	3,000
	その他	245
収入合計		25,871

支出		（百万円）
	保険給付費	11,445
	高齢者医療制度拠出金	9,210
	保健事業費	954
	検診センター	132
	その他	253
経常支出		21,994
	財政調整事業拠出金	326
	その他	5
支出合計		22,325
経常収支		304
総合収支		3,546

2022年度は、保険料収入は繰入金の1億円を含め33億64百万円となり、予算に対して76百万円増となりました。
一方支出に関しては介護納付金が予算通り31億61百万円となったことに加え、予算計上していた介護還付金が対予算に対して△4百万円、予備費が発生しなかった関係で、支出合計額が31億62百万円となり、2億2百万円の黒字となりました。
なお、2億2百万円には繰入金1億円が含まれており、繰入金を除いても1億2百万円の黒字となりました。

収支概要

収入		（百万円）
	介護保険料収入	3,264
	繰入金	100
収入合計		3,364

支出		（百万円）
	介護納付金	3,161
	その他	1
支出合計		3,162
総合収支		202