Wellness Club Autumn 2016 特集号
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3理想的な腸内フローラ腸内フローラとは腸内細菌のバランス⇒詳しくは6ページへ 日本人の平均的な大腸の長さは約1.5m、小腸の長さは約6~7mあり、表面積はテニスコート1.5面分にもなります。この広い腸内には、およそ100種類、100兆個もの細菌が生息しているといわれます。これらの細菌は、腸壁に種類ごとにまとまっているため、顕微鏡でのぞくと植物が群生している花畑(フローラ)のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。 腸内には、善玉菌、悪玉菌、そして優位な方の味方になる日和見菌がいます。腸内環境を整えるには善玉菌を増やすことが重要であり、そのためには、圧倒的に多い日和見菌を味方にして善玉菌と同じ働きをさせることがカギとなります。善玉菌2悪玉菌1腸内フローラをよい状態に保つ 消化吸収を助けたり、病気への抵抗力をつけるなど、腸内で有益な働きをする善玉菌。善玉菌を増やすには、食生活を改善することがもっとも効果的です。 食生活を改善して腸内の善玉菌が優位となれば、日和見菌が善玉菌の味方になり、腸内フローラはよい状態に保たれます。<食生活改善のポイント>● 乳酸菌を毎日、多くとる● 食物繊維をバランスよくとる日和見菌7●腸内細菌の理想的なバランス食生活を改善し、日和見菌を善玉菌の味方にする
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