Wellness Club Autumn 2016
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2 このたび、瀬川前理事長の後を受け、リコー三愛グループ健康保険組合の理事長という重責をお引き受けすることになりましたので、この場をお借りしてひとことご挨拶を申し上げます。 みなさまご承知のとおり、わが国は急速な少子高齢化などによる大きな変化に直面しております。平成25年度の国民医療費統計によりますと医療費1人当たりの額は、現役世代を1とすると65歳以上では4倍を超える額になっております。健康保険組合は納付金を高齢者医療に拠出し(当健保では全支出の45%)、国民皆保険制度を支えております。この納付金が高齢社会とともに年々増加し、全国の健康保険組合の6割以上が赤字に陥っている状況です。財政悪化の健康保険組合が続出すれば、国民皆保険制度の維持も危ぶまれます。 そのような状況下でも、健康保険組合は可能な限り健全な財政を維持して、みなさまが病気やけがをした際の経済的な負担を抑える役割や、みなさまの健康維持に役立つ保健事業等を実施する役割を担っていかなくてはなりません。 この度の理事長就任にあたり、困難なかじ取りを担う責務の重さに、改めて身の引き締まる思いです。 厳しい財政状況は当面続く見通しではありますが、健康保険組合の本来業務であります保険給付のほか、疾病予防や健康づくり関連の諸事業については、今後も積極的に展開してまいります。役職員一同、みなさまの健康増進のために全力で取り組む所存ですので、引き続きご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、みなさまのご健康とご活躍を祈念いたしますとともに、前理事長同様にご支援を賜りますようお願い申し上げまして、就任のご挨拶とさせていただきます。理事長大山 晃就任のご挨拶

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