Wellness Club Autumn 2015
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12からだが冷えるとなぜいけないの?冷えが起こる原因は?冷え性のタイプ からだが冷えると、免疫力や代謝が低下する、血液の流れが悪くなるなどの悪影響が出てきます。これらはさまざまな病気の原因となりえるのです。例えば、かぜなどの感染症にかかりやすくなったり、代謝が低下することでむくみ、肌荒れ、肥満の原因になるケースも。 さらに、女性の場合は、腹部の冷えから月経痛・月経◦冷たい飲み物、食べ物、甘いものが好き 冷たいもの、甘いものはからだを冷やします。◦冷暖房の効いた室内で長時間過ごす 体温を調節する機能が鈍くなります。◦偏った食生活 熱を作るために必要なビタミンやミネラル、 筋肉を作るたんぱく質などが不足します。◦ほとんど運動をしない 筋力が低下して、筋肉による熱の産出が減少します。◦きつい下着や洋服、靴をつける からだを締めつけて血流を悪くします。不順だけでなく、子宮筋腫、卵巣腫瘍などの婦人科系疾患を引き起こし、不妊症になってしまう場合もあります。 また、慢性的な腰痛、肩こりや、めまい、頭痛、だるさなどの不定愁訴も冷え性からきていることが多いといわれます。 多くの女性が、冷え性に悩んでいます。冷え性は、単にいつも寒い、手足が冷たくてつらいというだけではなく、他の病気の原因となる場合も少なくありません。まさに「万病のもと」といえるのです。 冷え性になる原因を知り、改善策を行うことで万病のもとである冷えを撃退し、冷えないからだを作りましょう。とは万 病のもと 人間のからだは、食べ物に含まれる糖質から熱を作り出しています。そして、作り出された体温を一定に保つ働き(恒常性)によって、気温が異なる夏と冬でも、ほぼ同じ体温に調節されているのです。この体温調節がうまくはたらかなくなると、冷えが起こります。 体温調節ができなくなる原因は、血液の循環の悪さと、熱の産出不足にあります。そのため、右のような生活習慣を続けていると、冷え性になりやすい体質になってしまいます。●対策● 体の「熱」を上げるために、たんぱく質の積極的な摂取を。また、運動で筋肉をつけましょう。●対策● 長時間のデスクワークなどは足の上下運動などで、下半身の血流促進を。●対策● お腹や下半身を冷やさないよう保温をし、上半身は汗をかきすぎないよう、薄着を心がけましょう。■四肢末端型手足の末端が冷えるタイプ 手・足先が常に冷たい、足が冷えて寝つきが悪いなどの症状があります。■内臓型内臓が冷えるタイプ 手足は温かいが、お腹を触ると冷たい、全身に汗をかきやすい、寒い場所にいるとお腹・太もも・二の腕が冷える、冷えるとお腹が痛くなったり、張ったりするなどの症状があります。■下半身型腰から足先の下半身が冷えるタイプ 足が冷たいのに顔や上半身がほてる「冷えのぼせ」などの症状があります。

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