Wellness Club Spring 2015 特集号
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◦月経不順など婦人科の病気◦◦頭痛や腰痛◦◦尿漏れや尿失禁◦◦高血圧症や脂質異常症など生活習慣病◦◦気分が落ち込むなどの精神的な不調◦◦出産後の体調不良や育児ストレス◦などSelf-care◦女性外来で診察を受け、漢方薬や女性ホルモンを補う薬を出してもらう◦趣味やスポーツなどで気分転換し、体を動かして血行をよくする対処法 「具合が悪いけど、何科に行ったらいいの?」「男性医師に診てもらうのは恥ずかしい」などで受診に気後れすることはありませんか? そんな時は、「女性外来」がおススメです。女性外来は、複雑な女性の体と心を専門的に診る医療機関です。 女性は30歳代後半から女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が次第に減少し、平均50歳前後で閉経を迎えます。この閉経の前後10年間が「更年期」です。 更年期には、エストロゲンの減少に体がついていけず、さまざまな変調(のぼせ、動悸・息切れ、異常な発汗、イライラ、不眠など)が現れます。症状の現れ方や重さには個人差がありますが、日常生活に影響が及ぶ症状が出た場合を「更年期障害」と呼びます。 更年期はすべての女性に訪れ、予防することはできませんが、諸症状は更年期を過ぎれば自然に治ります。ただ、更年期障害だと思っていたら別の病気だったという可能性もあるので、症状がつらいときは我慢せずに早めに女性外来へ。女性の体と心を専門的に診る「女性外来」女性のみなさん、更年期障害に悩む前に女性外来へ更年期障害とは?更年期障害の対処法は?あなたの身近な「女性外来」はどこ?あなたの身近な女性外来は、NPO『性差医療情報ネットワーク(NAHW)ホームページの「女性外来マップ」で調べることができます。http://www.nahw.or.jp/キラキラ女性   の押さえどころ!更年期など辛い時期には…年齢階級別受療率とエストロゲンの分泌量変化(閉経期およびその他の閉経周辺期障害)外来受療率3245532235330~39歳40~49歳50~59歳60~69歳70~79歳80~89歳90歳以上605040302010厚生労働省「患者調査」 第一三共ヘルスケアホームページ 当てはまる項目が多いほど、更年期障害の可能性が高くなります。□顔がほてる □汗をかきやすい □いつも不安感がある□夜中によく目をさます □疲れやすい□腰や手足が冷える □興奮しやすくイライラする□頭が重い、痛い※日本産婦人科学会「日本人女性の更年期症状評価表」より抜粋更年期障害CHECK!女性外来で取り扱う病気など(人口10万人対)卵胞ホルモン量卵胞ホルモン量7

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