Wellness Club Spring 2015 特集号
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ダイエットが骨粗しょう症の原因になるの? 丈夫な骨を作り、維持できるかどうかは、若いころからの食事や運動習慣などの生活習慣の積み重ねによって大きく影響されます。 例えば、「ある一品だけを食べればやせる」というような、極端に栄養が偏ったダイエットをすると、骨のカルシウム量が減ってしまい、骨粗しょう症を引き起こすこともあります。 こうしたことを防ぐために、これだけやっていれば大丈夫というものはありません。上記の4つのポイントのように、日ごろから良い生活習慣を心がけるようにしましょう。骨密度って何?スカスカの骨は何で悪いの?骨貯金の方法 骨密度とは、骨の一定の面積あたりのミネラル量(カルシウムなど)をいいます。骨は20歳頃まで成長を続け、それ以降は、古い骨が壊されては作られて骨密度を保っています。ところが年齢とともに、骨を「作る」能力が劣り、骨密度が低下します。 女性は、骨を壊す働きを抑える女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が、閉経後に急激に減ることも骨密度の低下に影響します。運動食事日光ホルモンキラキラ女性 の押さえどころ!自分の体力に合った無理のない運動を継続しましょう。ウォーキングなら、1日5,000歩~を目標に。骨の主成分のカルシウムは、ビタミンDと一緒にとると体内での吸収がよくなります。皮ふを通し、ビタミンDが体内にできます。骨密度と質を高め、高齢期のためにいつまでも美しい姿勢をKeepするためには骨貯金がおススメStyle 若いうちにできるだけ骨を多く作り、蓄えておくこと。いわば「骨貯金」をすることで、たとえ骨密度が低下しても骨の強度を保つことができ、骨粗しょう症を引き起こしにくくなります。 骨密度が低下すると、骨は次第にスカスカになり、もろくなります。その結果、骨粗しょう症になって、骨折しやすい状態に。0204060700500301,000(g)80年齢(歳)骨量(体内のカルシウム量)男性女性最大骨量(ピークボーンマス)骨量の変化(東京都多摩老人医療センター 林泰史 原図)スカスカの状態になった骨ホルモンの乱れは、強い骨作りの妨げにも。規則正しい生活に努めましょう。あなたの骨、大丈夫?CHECK! 次の項目にあてはまる数が多いほど、骨の健康度が低い可能性があります。□乳製品をあまり食べない □豆腐や納豆などの大豆製品をあまり食べない □アルコールをたくさん飲む □喫煙習慣がある □定期的な運動習慣がない □あまり外出しない □どちらかというと細身である □家族に骨粗しょう症になった人がいる 当健保組合の直営検診センターで健康診断を受けると骨密度を無料で測定することができます。詳しくは、裏表紙をご覧ください!どこで骨量を測ることができる? 骨量(骨密度)は、一部の保健所・医療機関で測定することができます。 実施機関を検索できるウェブサイト➡RICHBONE http://www.richbone.com/measure/index.htm3
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