Wellness Club Spring 2014
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2 2月21日に開催された第129回組合会にお 医療費節減に 準備金からの繰り入れで収入不足を補うことに 低迷を続けていた日本経済は、さまざまな景気対策によって明るい兆しをみせはじめてはいるものの、健保組合をめぐる情勢は依然として厳しい状況にあります。とりわけ、高齢者医療制度への負担が、全国の健保組合にとって重くのしかかり、財政運営を困難なものにしています。 当健保組合においても苦しい状況に変わりはなく、2014年度の予算編成にあたっては、収入合計・支出合計それぞれで248億円を見込んでおりますが、実質的な収支である経常収支では経常収入233億円、経常支出244億円となり、11億円の赤字を見込むことになりました。この赤字を補うために、6億円の繰り入れを行っています。 収入については、健保組合の財源の要でもある保険料収入を前年度より8億円増加の231億円としています。 支出においては、みなさんとご家族の医療費や出産などの給付金にあてられる保険給付費を同比4億円増加の116億円としています。 また、高齢者の医療費にあてられる納付金については2012年度の還付金精算金があり111億円となり、前年度より14億円減少しているものの、依然として重い負担となっています。高齢者の医療費(納付金)は国民皆で負担するものではありますが、現在の医療保険制度では、健保組合に大きな負担を強いるしくみになっているため、納付金額が保険料収入の5割近くを占め、財政悪化の要因となっています。 このほか、みなさんの健康づくりに使われる保健事業費は前年度とほぼ同規模の11億円を見込み、各種健診の費用補助、保養施設との契約など、さまざまな事業を実施いたします。 厳しい状況ではありますが、当健保組合としましては、健保組合の重要な仕事の一つである健康づくり事業は引き続き注力してまいりますので、みなさんもどうか毎日を健康にお過ごしください。ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。2014年度2014年度予算が決定されました科  目科  目予算額(百万円)予算額(百万円)保険料病院診療所収入雑収入その他経常収入合計調整保険料準備金繰入国庫補助金収入財政調整事業交付金介護勘定受入経常外収入合計合  計事務所費保険給付費 法定給付費 付加給付費納付金 前期高齢者納付金 後期高齢者支援金 退職者給付拠出金 老人保健拠出金保健事業費検診センター費その他経常支出合計財政調整事業拠出金予備費経常外支出合計合  計23,1800.02152923,341341609202283451,54324,88427311,64611,30534111,1455,0944,9821,0690.21,1681783324,44334110044124,884●収入●支出健 康 保 険

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