Wellness Club Spring 2016 特集号
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 うつ病というと、気持ちが落ち込むなどの心理的な症状が思い浮かびますが、実は誰にでも起こる体の不調が、うつ病のサインとなっていることもあるのです。 次のような症状が長く続き、病院で治療を受けても改善しないようであれば、「うつ病」の疑いがあります。微熱が続くかぜをひきやすく治りにくい皮膚がかゆい、湿疹が出る頭痛、肩こり、腰痛こんな体のサイン、出ていませんか? 女性はうつ病のサインが体に出やすい 女性は男性よりも体調不良が出やすい体質です。男性との違いとしては、◦女性ホルモンの分泌が乱れると、体全体のバランスが崩れやすい。◦月経により鉄分、ミネラルやたんぱく質などの栄養素が失われる。◦血液量が少ないために血行不良になりやすい。 などがあげられます。 このような体質を持つ女性は、うつ病のサインも体の不調として出る場合が多いのです。 2週間以上続いたら専門の医療機関へ 体のサインに気づいたら、まずはかかりつけ医や内科医などに相談してみましょう。一過性の体調不良であれば、適切な治療を受け、休養をとることで改善します。しかし、改善せずに2週間以上続くようであれば、うつ病の可能性があります。 うつ病は、専門の医療機関でカウンセリング、服薬などの治療を受ければ治る病気です。さらに、早期発見して症状が軽いうちに治療ができれば、回復も早くなります。体のサインは早期発見のカギ。単なる体調不良と決めつけず、受診しましょう。うつ病のサインを見逃さないで!体の症状とケーススタディ体がだるい、疲れやすい動悸・息切れがするめまい、立ちくらみがある食欲がないかも?体に出るサイン4

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