Wellness Club Spring 2016 特集号
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※身体症状については、たとえ1つであっても病気が隠れていることがあるので注意してください。知っていますか?女性特有のうつ 女性の体は、女性ホルモンにコントロールされているため、女性ホルモンの分泌が乱れると自律神経のバランスが崩れ、メンタルに影響を及ぼします。 そのため、女性ホルモンの分泌が変動する月経前、分泌が低下する出産後や更年期は、うつに陥りやすい状態となります。 月経前うつ 月経前は女性ホルモンの分泌が大きく変動し、下腹部痛、むくみなどの身体的な症状と合わせてイライラ、落ち込みなどの心理的な症状も起こりやすくなります。これらを「PMS(月経前症候群)」「PMDD(月経前不快気分障害)」といい、この状態からうつ病に進む場合も。薬物療法を行うことで症状が軽減するため、婦人科を受診しましょう。 産後うつ 出産後は女性ホルモンの分泌が急激に減少し、精神的に不安定になりがちです。さらに、子育ての不安やストレスが加わって、うつ状態になりやすくなります。通常は産後2~3週間で回復しますが、その後も落ち込みが続く場合は、「産後うつ」に進んでいる可能性があるため、まずは出産した産婦人科に相談してください。 更年期うつ 閉経前後は女性ホルモンの分泌が減少するため、ほてり、動悸、不安、イライラなどの更年期障害の症状が現れます。さらにこの年齢は、親の介護、子どもの独立、老後の不安などのストレスも重なってくることから、うつに陥りやすくなります。多くの場合、更年期障害の治療を受けるとうつも改善するので、婦人科や女性外来に相談しましょう。0~2個3~6個 多少のストレスはあっても、すぐに回復できて、生活に影響は出ていないようです。意識してリラックスタイムを作りながら、この状態を維持しましょう。 疲労度は平均的ですが、ちょっとがんばりすぎると危険信号が点滅します。上手にリフレッシュしながら、がんばりすぎないように注意。快調人並み7~12個 このまま疲れをためていくと、身体的な病気を引き起こす可能性があります。無理をせずにゆっくり休み、信頼できる人に話を聞いてもらっては?要注意13個以上重症 日常生活に支障が出ている場合は、うつ病になっている可能性も。早めに対処すれば回復も速いので、すぐに専門医に相談して、適切な治療を受けましょう。3

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