Wellness Club Spring 2016
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2が決定しました予算2016年度2月17日に開催された第133回組合会において、 2016  後期高齢者支援金において2017 年度から全面総報酬割の導入に向けて、昨年度から段階的な移行が始まっています。多くの健保組合が負担増となるこの改正に加え、本年4月からは、大病院への紹介状なしの受診に対する定額負担など、患者の負担も増すこととなる改正も実施されています。 このような厳しい環境のなか、本年度も保険料率の改定を回避することができ、2016年度予算は、総額約242億2100万円、収入は前年度見込み比で1300万円増とほぼ同額、支出は2億7100万円減として先の組合会で決定されました。 収入内訳としては、96.7%が被保険者と事業主から徴収している保険料となっています。 支出については、医療費等の給付である保険給付費、高齢者医療への納付金、健康づくり事業等を実施する保健事業費が主な科目です。それぞれ、保険給付費112 億円(46.1%)、高齢者医療制度への納付金105 億円(43.5%)、保健事業費等14 億円(5.8%)となっています。高齢者医療制度への納付金の負担割合が非常に大きくなっています。納付金とは、国が運営する後期高齢者医療制度(75歳以上)と前期高齢者(65歳以上74歳以下)が多くて財政状況が厳しい国民健康保険への支援が主な内容で、年々その負担額が大きくなっています。 当健保組合では、その計算要素となっている人員の適正化(主に被扶養者)や、医療費の低減活動(ジェネリック医薬品の促進や特定健診・保健指導)によって、2016年度も約12億700万円の精算金が生じており、財政悪化への対応として大きな成果が出ています。※精算金実績 2014年度:11億9100万円        2015年度: 9億7000万円  今後も高齢者医療制度において総報酬割の導入や医療費の増加など、支出増が見込まれており、健康保険料率の引き上げが余儀なくされると思われますので、健康の維持増進、医療費の節減等、みなさんのご協力をお願いします。科  目予算額(百万円)保険料23,426雑収入147その他3経常収入合計23,576調整保険料347国庫補助金収入20財政調整事業交付金278経常外収入合計645合  計24,221科  目予算額(百万円)事務所費268保険給付費法定給付費付加給付費11,15710,861296納付金前期高齢者納付金後期高齢者支援金退職者給付拠出金老人保健拠出金10,5395,0735,0773890.2保健事業費1,174検診センター費192その他37経常支出合計23,367財政調整事業拠出金347営繕費9予備費498経常外支出合計854合  計24,221●収入●支出健康保険

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