Wellness Club Spring 2016
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14季節の健康TOPICS発汗作用でデトックス! 入浴には、血行促進、疲労回復、リラックス効果がありますが、これは湯船につかってこそのものです。湯船につかることで血液の循環がよくなって疲労回復が早まり、副交感神経が刺激されることでリラックスにつながります。シャワーだけでは、このような効果は見込めないので、まずは湯船につかることが大切です。 副交感神経は、疲労回復や体をリラックスさせる自律神経のひとつです。ぬるめのお湯につかることで優位に働きますが、熱いお湯の場合は、反対に緊張をもたらす交感神経が働くため、つかる温度にも注意しましょう。 「汚れさえ落ちればよい」と、毎日シャワーで済ませていませんか? シャワーだけでは、汚れは落ちても、たまったストレスの解消につながりません。春は、新しい環境での生活がスタートし、疲れやストレスがたまりやすい季節です。忙しいときこそ、毎日の入浴を貴重なストレス解消タイムと位置づけ、湯船につかる習慣をもちましょう。 副交感神経の働きを高めるためには、長くつかることも重要です。20~30分つかる場合には、体への負荷が少ない半身浴がおすすめです。ただし、入浴の前後には必ず水分補給を行いましょう。長くつかるなら半身浴を湯船につかってリラックスしよう夜は"ぬるめ"がよい半身浴のポイント刺激される自律神経目安の温度疲労回復や体をリラックスさせる。夜の入浴におすすめ。体が活動的になる。朝、短時間入ればスッキリして効果的。副交感神経交感神経38~40℃42℃以上ぬるめのお湯熱めのお湯体調不良のときはやめましょう。心臓病や高血圧等の持病のある人は、医師に相談のうえ行ってください。をストレス解消タイムに腕は浴そうの外に出しておくおへその上くらいがお湯につかるようにする水分補給をこまめに行う温度は38~40℃をキープするときどき差し湯をする20~30分を目安にする上半身は冷やさないかけ湯や乾いたタオルをかける新しい環境でストレスがたまっていませんか?塩風呂 私たちの食生活の中で、切っても切り離せない「塩」ですが、入浴タイムをさらに有意義なものにしてくれる効果が期待できます。 湯船の中に天然塩30~50gを入れるだけ。塩が末梢血管に働きかけて血流を良くし、新陳代謝を活発にするため、体の芯から温まります。また、塩分は体の細胞の水分のバランスを整えたり、血液の量を一定に保ち、筋肉の収縮を助けるといった働きがあり、肩こりや腰痛・むくみの解消にも効果があります。入浴注意

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