Wellness Club Autumn 2015 特集号
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肩こりを解消するには病院ではどんな治療をするの?こんなときは病院へ 肩こりの解消・予防には、「正しい姿勢」と「運動」が効果的です。仕事や家事のときの自分の姿勢をチェックして、2時間同じ姿勢でいたら、体を動かす習慣をつけましょう。 肩こりの治療は、理学療法と薬物療法が中心です。 肩がこったと感じても、十分睡眠をとったり、数日休養して楽になる場合は問題ありません。しかし、症状によっては病気の可能性があるので、次の項目に1つでもあてはまる場合は、病院を受診しましょう。□ 十分に休んでいるのに肩こりが治らず、1~2週間続いている。□ イライラ、集中力の低下で仕事や家事に支障が出ている。□ がまんできないほどの痛みがある。□ 手がしびれる。□ 足がしびれる、尿が出にくい。パソコンの環境を改善 デスクトップタイプのパソコンを使い、首が下を向かないよう、画面が目の高さにくる位置に調節しましょう。壁で腕立て伏せ 手のひらを壁につけて、立った状態で腕立て伏せをします。上半身の筋肉がつき、首や肩がこりにくくなります。ペットボトル運動 水を入れたペットボトルを片手で持ち、逆の手を机などに置いて前かがみになって、肩の力を抜いた状態でペットボトルをゆっくりと前後に振ります。「気功」を習慣に 自然な呼吸でリラックスしながら、無理なく筋肉を鍛えられるため、姿勢がよくなり首や肩への負担が軽減されます。低周波療法(電気刺激療法)けん引療法ホットパック療法レーザー療法 低周波(弱い電流)を皮膚につけた電極に流します。血液の循環がよくなり、疲労物質が排出されます。 首を機械でひっぱり、頸椎を伸ばします。筋肉の緊張がほぐれ、神経の圧迫がとれることで血流がよくなります。 温かいパックで患部を長時間温めます。筋肉の深い部分まで温まるため、血流がよくなり筋肉の緊張がほぐれます。 レーザーを患部にあて、問題のある細胞の活動を抑えて痛みを軽減し、温熱作用で血液の循環をよくします。 神経ブロック注射、ステロイド注射、ホルモン注射などがあり、痛みが強い場合に対症療法として行います。 神経の障害を修復するビタミンB₁₂などのビタミン剤、筋肉の緊張や痛みをやわらげる筋弛緩剤、炎症を鎮めて痛みを改善する消炎鎮痛剤などが処方されます。飲み薬●理学療法●(整形外科等で治療)●薬物療法●(ペインクリニック等で治療)注 射CHECKレーザー治療3

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